なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学の物質循環研究者の日常~
 あまり仕事にならなかったけど、少しずつ動けた一日。…まあそれで十分かというと不十分だけど、でも調子を整えられた感はある。…そしてなんだか疲れた。一つには感覚的に脳みそが「ううぅ」状態に入り、文書が書けそうでイマイチだったり、まったく身が入らないのと両極端だった感がある。いや、なんというか…。で、気晴らし半分で興味ある野外機器設置の画像を取りに出て、まあまあ納得できる感を得たので、イイか、と思うことにする。あー、何なんだ…。明日からオンラインで学会が始まるけど、オンラインであることから、なんか身が入らない感じ。学会はいろいろな人と擦れあってナンボな世界だけに、寂しい限り。
 疲れ感が強いからか、これを書くのも帰ってしばし、ではなくずいぶんと遅くなった。悩ましいね。

 という事で、切り替えるなら今日レターパックで来た海外SIM、面白そうだと思う。説明書はPDFで配布、プリントアウトしたので、あとで読んでみよう。で、何気にかほほえましく?思えたのは、SIMのチップと台紙になるカードサイズのプラ板が保護用に3.5インチのフロッピーディスク(FD)用ケースなこと。卓上カレンダーとかでまだ使われているのを見るけど、改めて中身だったFDを見ることがなくなっても、周辺のものがあるという事には一種感慨を受ける。部品メーカーがその部品を使った製品を売り出している会社より資本金や純利益なんかの稼ぎがあってデカい会社だってのは昔からよく言われていたが、FDを消費者市場から見ることがなくなってもFDのケースが作られているのは構図は違っても似た構造を感じさせる。が、もしや、と検索したら、Amazonではまだ扱っているようだ。近年でもどこぞか役所では30年くらい前のノートPCにFDを使ってる、というのがネット上で話題になったり、3.5インチどころか8インチが米軍の核ミサイル基地では使われているってのがあった。古いプログラムのソースコードの為に、一度オワコン・ITスキルとして終了したといわれた言語・COBOLが再起したか、入門書が売られていたりする。私も測定機器の関係上Windows Xpの時代にMS-DOS機を使ったことがあるし。ハードも言語も残さざるおえないモノが多々あるのか。でも機械学習だ、AIだ、と言ってもProloge(コロナ禍中でも入門書を見た覚えがあるけど)やLispといった人工知能言語が入用になっているという話は聞かないで、少なくともローエンドユーザ・消費者レベルではPythonがそのために使われているようだ。何が残って何が消えるか、あるいは再起するか、それは時代が決めるもの、という事なのか。

 ちなみにFD、Amazonでは昔の倍か3倍?と思える価格。銀塩フィルムのごとくに4-5倍じゃね?って高騰はしていない。銀塩フィルムの画像は今的にはエモーショナルな出来、という事でデジタルネイティブ世代にも一定のウケがあるらしい。好みの問題もあるけど、私的にはデジタルもまた宜し、である。多大な量・嵩張るフィルムを持って歩き、36コマで交換する必要があって…と考えると、やはりデジタルカメラは重いけど手軽、故に1コマの重みこそないが、利便性はとてつもなく高いし、後処理が暗室不要で画面上でできる!のはさらにデカい。
 でも手元には高校1年の冬に買ったフルメカニカルの銀塩カメラ・ニコンFMがある。銀塩フィルムで撮ることはないが、ヘリテージと言いたくなるような過去のものを数年前オーバーホール&モルトプレーン(光の漏れをなくすスポンジ様のもの)交換のサービスを期間限定でやってくれた時に託して整備・点検してもらった。高かったけど、やはり気分は良い。完全な機械、というものの快感を出してくれている感じがいい。…でもAFに慣れるとMFは必要に応じて使う補助という感が抜けなくて、どうもしまりがない。それがフィルムを使わない理由かもしれない。年齢的に、もっとスローに写真を窘めるようになっても悪くないか、と。

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【2023/03/16 21:52】 | 研究
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