なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学の物質循環研究者の日常~
 ゆっくりと起きる。近場に出るのもいいかな、と思うも決心つかず。
 今日は日食機材の一つを稼働してみる。アクションカム3個とミラーレス機で消費電力を測ることを考えていた。本当は水平出しして方位を合わせて角度をつけて…なのであるが、今日はとりあえずの稼働試験だけにした。この機材はスイッチオンであとは勝手に動いていてくれるように作った機材、なのでとりあえずの形を組み、あとはスイッチを入れて放置する。が初期設定は必要なので、やり方をマスターするように弄り回した。時計の合わせ方、インターバル撮影の仕方などなど。いろいろ思うところはあるが、マニュアルを改訂しなくては。時計はよく狂うし。
 1時間10分ほどの稼働で10Ahのモバイルバッテリの20%を消費。現地では3時間半以上の稼働を考えているから60%は消費してしまうと考えていいだろう。それでもマージンが1時間以上あるのは有難い。後、三脚にモバイルバッテリやコントローラーなどを置くストーンバッグが欲しいが、Amazon Basicのカーボン三脚で使える小型のものは売られていない。…不可逆だが今回使わない三脚に付けている手持ちの品を不可逆だが改造するか?1から自作するというのもありだが。
 終わって簡単にメモをまとめる。
 その後は電子工作。目覚まし時計改造タイマーに必要な処理をする。イマイチ動作が安定しないが、回路自体は狙った動きをしてくれる。困るのはブザーからとる信号でうまく起動しないこと。フォトカプラを介しているけど、ダイレクトにPICマイコンの入力に入れたほうがいいのか?
 この辺はこれからさらに仕掛けを考えて行かなくてはいかないか。
 早めの夕食、そしてこれを書く。

 しばらく前になるけど、New York Timesで今年行くべき世界の52箇所に盛岡が2番目で選ばれたという。ニュースやFacebook等である程度の盛り上がりになって知ったけど、なかなか渋い選択に唸るしかない。日本でもマイナーな場所にある都市だが、ココから外国人観光客の期待する日本とは?と考えておく価値はあると思う。単純には東京・上野から新幹線一本で行ける手軽さ、それでいてエキゾチックな田舎の小都市の風情を楽しめるし、日本文化の中でもなかなかに地域文化が残る。バスで郊外に出れば露天のある温泉を楽しめ、食事・酒が安価で地域色も強いし、宿もまあまあ安価。…じゃあ英語化は?というと私的にはイマイチだが、一方でこの不自由さが異国らしさを演出するスパイス。何か凄い見物があるか?というと、私的にはないと思う。小岩井農場?いやいや、逆に目玉を作らないこと、普通に人が暮らす街であることのほうがワンダーランドになっていいと考えてるんじゃないかと私は思う。
 こういう通常資源と考えられない、外から見て価値の高い観光資源こそが望まれる、その逆転した考え辛いものこそが、最も重要。呑み助的には、南部杜氏は新潟・灘とともに3大杜氏、うまい日本酒をドメスティックな居酒屋で供すること、特に早い時刻にハッピーアワーを設けるのは、観光客相手には有り、というか重要だと思う。当て込ませるなら、日本酒飲み比べセットもあるといいと思う。

 もう15年以上前、韓国の国際線フライトアテンダントの選ぶ日本の観光地に北海道が筆頭で選ばれた。物価が安く、風光明媚な農村風景や街の作りがいいそうだ。韓国の田舎の風景は実に日本の中山間地の農村と似ていて、慣れないと見分けがつかない程。成程、北海道は韓国人観光客には非常にエキゾチックで良いのだろう。

 外の人の見方、感性を理解するのは難しいが、故に面白いもの。楽しむことを忘れないことも重要か。

 

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【2023/01/29 18:00】 | 日常
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