なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 昨日、これを書いたら、暫し後眠りに落ちて今朝。春眠というよりたまに目を覚ますクマの冬眠に近いような状態。
 兎も角出勤。ふわふわ浮ている感がある。取り敢えずの5月の予定はなく、よって自由裁量で研究可能になるのもあるが、どうも〆切の様な終われるものが無いから、気の方がよく抜けて居る。が、論文の作成を進めないとなのである。…まあ早々に進められると良いのだが、頭の中が切り替わらないから厄介だ。
 筋を固めていくことも進められているのだけど、今一度見直すとか、勉強することも要るし、悩ましい。というか調子が良いようでイマイチなのは論文が上手く読めない事だ。悩みつつ、定時を過ぎて、今日は早々に退散する。
 そして本屋に寄る。ピンとくる新書があったように思うが棚に無く、見つけた2冊を持って雑誌の棚を見て、今月で休刊というか、出版母体も解散になるので廃刊なんだろうな、なカメラ雑誌「日本カメラ」があるのを見る。銀塩からデジタルへの時の流れを感じつつ、記念に手にする事も無くレジに行って終了。
 帰宅。年休だった妻と落ち合ってファミレスで夕食。カレイの煮つけに目が釘付けになった。魚大好きなので、これは頼むしかない。帰って之を書いているが、本来なら先に風呂に入るんだったか?何気に眠いぞ…

 その昔のカメラ雑誌御三家と言えば、「アサヒカメラ」「カメラ毎日」「日本カメラ」だった。アラキ・IRAS・オルコック彗星をトプコン35Sで撮影したのは良いが、星像の甘さにがっかりだった。これが決め手になって、高1の冬にNikon FMの中古を購入する迄、8-9ヵ月かそれ以上、市立図書館にあるカメラ本でカメラの基礎のキから色々な知識を、書店で前出の御三家を立ち読みして最新情報を得る事とした。その中には勿論、当時唯一で今も古典になりつつも売られている「アマチュアカメラマンのための写真レンズの科学」(吉田正太郎・地人書館)もある。そのずっと前に望遠鏡光学は読んでいたけど、その違いには驚いた。買っていた「天文ガイド」で実車テストを掲載していたので、それが決め手で日本光学(当時・現ニコン)を買おうと思った。御三家を揃って買う財力は無いが市立図書館にあったので、貸し出されるバックナンバーは借りている。こんなやり方をしたのは、五木寛之氏の真似というのもある。氏は車を買う前に1年間、書店にあるすべての雑誌を入手して情報収集をしたという。単行書もそれなりに読まれた事だろう。流石にそこ迄徹底する気合は無いし、どうも「CAPA」等の系統はイマイチな感じがして立ち読みもしていなかった。「カメラ毎日」はαショック、当時のミノルタ(のちに買収に寄りコニカミノルタ、更にカメラ事業がソニーに売られた)が発売したα7000という、実用的な速度のオートフォーカスを中級機価格の一眼レフを発売したことで停滞気味だった業界と話題と売り上げを一気にかっさらった出来事を待てず休刊となったのが余りに惜しい…というか、尾辻克彦・赤瀬川原平の「カメラが欲しい」が読めなくなったのは残念だった。アサヒカメラは何回か買った覚えがあるけど一昨年休刊。銀塩フィルムの香りが消えた業界に、未だ銀塩から離れられない未練があったので、やむなし、と思った。日本カメラは殆ど手に取ることなく内容は分からないが、今月号の表紙によると暗室仕事の連載が始まるところだったというから、似たような状態だったのだろうか。
 雑誌不況、紙媒体情報はデジモノのバイヤーズガイドで行けるし、Web上で十分手に入る。こういう中でどうやって紙媒体のプレミアを出したらいいか?テレビと違ってアーカイブできる=責任がある雑誌、という媒体、或いはある程度の文化性を持った世を形成しうるものが消えていくのは、個人的なこだわりや思いがあるからだろうと言われたらそれ迄な部分はあるが、やはり惜しいものだ。基礎のキを教えてくれる書籍も出版不況。こういう中で消えていく文化を考えると、何か味気ないよね?と思ってしまうのだが、どうだろうか。

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【2021/04/22 20:00】 | 研究
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