なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 ネット予約とGoToトラベルを使って千葉県・外房の温泉に行く。
 海沿いのホテル、良い部屋だとは妻から聞いて居たが、妻自身も驚く作りの良さと広さ。
 その空間でのんびりとしながらKindleで1冊本、紙媒体を1冊、ともに読みかけを読み切った。
 その間に温泉でさっぱりして、海を臨む展望風呂でボーっとして、美味しいと判っているけどやっぱり舌鼓を打ってしまう夕食にレモンのワインを食前酒にした。山の育ちなので海のモノはどうも其処まで好きではないが、ここで食べる海鮮は関係なく頂ける逸品だ。この料理はプロデューサーと板長が仕切るようだが、その関係は如何に?と妻と話したりした。二枚看板がある事は、ちょっと凝ったお品書きにあったから知ったのだけど、互いにいかにうまくシナジーを生み出すかなんだろうな。やはり其処はプロ同士なところがあるのだろう。
 安房麦酒というのが気になったのだけど、売店に無いのでフロントで訊いてみたら、食事の時に出すだけ、との事。代わりに売っている店を紹介してもらったので帰りに行って見たら、なかった。その代わりに地物のクラフト酎ハイというのを買ってみた。未だ飲んでいないが…

 KindleのはいったタブレットPCを持って行ったので、デジタルデトックスは無いけど、目いっぱいホテルステイを楽しんだ。夕・朝と温泉を楽しんだし、食事は良かったし、もう少し海をボーっと見る時間があると良かったけど、残念な天候だったけど、それを越えて余りあるのんびり時間を楽しめたと思う。

 読み切ったのは、

〇戦場放浪記・吉岡逸夫・平凡社新書
 非常に良い読みと眼力を持ったフォトジャーナリストであり記者として全力で裏も表も考え併せて戦い続けた著者の自叙伝。面白く無い筈がない。自分が絶対の正義の記者・写真家ではなく、常に良心の呵責を感じていた事や事実に対する誠実さは素晴らしいと思う。その為のサバイバル術は一読の価値があると思った。

〇往年のペンタックスカメラ図鑑・枻(エイ)出版
 私は30余年前からの日本光学工業(現ニコン)のカメラユーザーであったし、多分余程の事が無いとそこから変わる事は無いと思う。この間に不変と謳ったFマウントに近年Zマウントが加わったが、それも互換性を保つ工夫があるのだから、使わないという選択肢はない。途中ペンタックスに…と思ったらお馬鹿なAFに嫌気がさしてニコンに戻ったし、事情があって星の写真用にキヤノンを持ったりしたが、今は整理している。オリンパスとパナソニックも使っているが、メインはニコンである。
 本書ではアサヒフレックスからMF最後のLXまでの系譜をカメラの写真と共に書き綴ったものである。ペンタックスの良かったところは、スクリューマウント(M42とかプラクチカと言う方が好きだけど…)で自動絞りを可能にしたり、一眼レフのクイックリターンミラー化と言った発明である。オリンパスM-1(OM-1)との競争で生み出したコンパクトさも悪くは無いし、ME-Fは専用レンズで一応オートフォーカス(AF)を実現したのは良いが、実用性では鳴かず飛ばずのニコンF3-AFに負け、実用的なコンシューマー機・ミノルタα7000が出るに至っては完敗である。Kマウントのアライアンスを作った事も挑戦的だったけど…後にリコーの子会社になれたという結果以外意味が無いような…。「マニュアルカメラ編集部」の本なのでAF機は扱っていないが、ずっと後に銀塩AF機を弄った時に非常に使いにくいものに仕上がっていて、とてもミノルタ、ニコン、キヤノンと戦えたもんじゃない、と思った。
 言ってしまうと、今も色々なギミックを作り続けているけど、鳴かず飛ばずに思えてならない、「昔の栄華」を感じてしまうメーカー。その感じ、本書が墓標のように感じないでもなかった。
 最初に持った一眼レフはNikon FMという露出計以外は機械制御オンリーで電池が無くても動く、という代物。エライ不便だが、星撮りには最強のラインナップを持つニッコールレンズが使えるので購入したのだった。そう、カメラ本体とはフィルム送りの出来る暗箱という考えだ。まあ勉強するには機械制御・フルマニュアルが良いとも考えたし。ペンタックスの栄光はその頃の方が未だあった。MXは非常にコンパクトでやはり機械制御・フルマニュアル操作が必要で、同じである。ボディは興味あるが、レンズがイケないのだ。星の実写テストを行った記事を見ると、良像の範囲が狭く、コントラストが強く、周辺減光が激しいのだ。この辺、ニコン、時にキヤノンやミノルタ(緑のロッコールと言われたレンズ群)は良く出来ていた。ペンタックスは早期に選択肢から脱落した。
 でもたまにリサイクルショップやカメラ屋のジャンクにペンタックス往年の名機・SPを見つけると、このころは凄かったんだろうな、と思うのでした。

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【2020/09/12 19:09】 | 旅行
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