なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 自動演奏装置達。
 左から3番目、4番目、1番目の演奏を聞きました。演奏は10分くらい、4-5回は演奏の機会があり、毎回違う機材を動かして違う曲を演奏してくれるので、ワクワクが止まらない感じでした。ちょっと乙な生音を楽しめます。
 左から3番目は豪華美麗装飾付き泥船と言えるタイタニック号に乗る筈だったけれど、直前でキャンセルされたため地上に残ったモデルだそうです。
DSCN1637.jpg
 装置の真ん中下あたりの白いものが穴の開いた紙のロール、空気穴の開閉で空気加圧稼働のアクチュエータを駆動、様々な音を鳴らします。
DSCN1606.jpg
 機構的な白眉はヴァイオリン+ピアノの演奏をするこの装置。ヴァイオリンの弦は緩急をもって回転する弓で弾き、ヴァイオリン本体を弓に当てる、放す動きをさせる事で鳴ったり鳴らなかったりします。下の鍵盤は演奏によって動くことはありません…ちょっと寂しいかな?
 何にせよ、こうした仕掛けが基本空気圧で駆動されている!という事が何よりの驚きです。電気駆動のアクチュエータで動く自動演奏装置からすると、なんだか当たりの柔らかさを感じました。実際、不気味の谷前後の人を模した現代のオートマタも空気圧を使ったアクチュエータを使っていることを考えると、時代は繰り返すのか?と思う処ですね。
DSCN1633.jpg
 伽藍が音楽に合わせて動くオートマタで埋め尽くされた自動演奏装置。しかしよくこれだけのモノを移築したものです。
DSCN1589.jpg
 中央のオートマタ群のアップ。細かいですが、非常によくできて動いてくれるのが兎も角すごい。
DSCN1586.jpg
 毎度真贋騒ぎでエライスキャンダルを生む品・展示のあったストラディバリウス。しかし初見でも一種の気品の高さを感じるものの、細かな工作が意外と荒いというか…作為でないなら少し反ってしまった部分もあるようで、それも併せて味わう事なんでしょうか?木材の乾燥とニス、膠の具合が音を作っているというのが、音の良さの仕掛けらしいという所からどれくらい研究が進んだのでしょうか?この隣には現代の名工中の名工によるヴァイオリンもあるのですが、ある意味、極めて素晴らしい優等生的な外観を感じました。音の良し悪しは私には分からないので、見た目しか論じる事は出来ません。悪しからず。
DSCN1620.jpg
何気に適当に?置かれていた電灯、どうもエミール・ガレの工房製に思えるのですが…こういう憎い演出も良いですね。
DSCN1603.jpg
ワイン農家のオートマタ。何かの革製で出来た顔が絶妙に動く憎い作品。
DSCN1599.jpg
 ワイン瓶から本物の液体がコップに移るという仕掛けも素晴らしい
DSCN1595.jpg
 これが全部ゼンマイ仕掛けというからすごいです。
 他にも様々なオルゴールの演奏を楽しめたりして、3世紀以上を生き延びた骨董とその生音、その技術を継ごうという事で作られた新作(上のワイン農夫は1996年製)を楽しむことが出来ます。館内の演奏に干渉が無ければ(隣のホールで自動演奏装置を動かしたり、このギャラリーで他の機材が動いていなければ)リクエストする事も出来ます。
 お好きな方なら1日居ても飽きない事請け合いです。

FC2blog テーマ:雑記 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2020/07/12 17:00】 | 旅行
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック