なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 と言うのが東京都中野区中野のケンコー・トキナーショール―ムで開かれることになったという話をメールでもらった。6月だったかにやるそうだ。で、私も解説員として出る事になりそう。しかし凄いタイトルである。何でも憑りつかれた様に楽しんでいることを表現した画像も出てくるそうだが、これを如何表現するか、と言うのはとてもアートな挑戦であると思う。

 前回チリでは、ブラジルや欧州からの人達と広いゴルフ場(日本程スゴイ整備がされたコースではないが、建物はとても豪華な感じ)に広々空間を使いつつ機材を並べていたが、色々な機材を並べていた故か、第一接触前、機材を組んでいるところを結構いろんな人にビデオカメラやアクションカムで撮像される対象になった。その倍くらいの人にプロの人?と訊かれたが、私はAstronomerではなくAgronomist、或いはSoil and Fertilizer Scientistと答ていた。ゴチャッとした機材は嵌りたたの深さの一つかもしれないが…。
 そんな中、少々話したブラジルの方にもしやと思い「ソーラーフィルターの予備ですか?」と訊いたらその通りと言う事で、余分を渡して、撮像の指南をした。すると皆既食が終わった後に律義に返しに来てくれて、とても楽しめたという謝辞を頂いた。世界的な日食の観測者の方に「プロの日食観測者はアマチュアに何を期待し、どんな状態で共に観測することが双方の利益として重要になるか」と訊いたら後半の話には困った調子だったけれど、多くの、特に若い人に日食と言う素晴らしい現象を広めてくれることだ、と回答を頂いた。返しに来た時に小さなお嬢さんを連れてきていたので「特に娘さんに楽しんでいただけたならありがたいことです」と言う旨を返した。
 ちょっとした接触、或いは一期一会に、世界でどれくらい共有できる価値であるかは判らないけれど、とても嬉しい瞬間だった。
 昔テレビでハワイ日食の時やトカラ列島での日食の時に日食ハンターという単語を使っていたが、英語ではEclipse Chaser(日食追跡者)と言うのだと前出の方から聞いて、へぇ、と思った。確かに僻地に、時にはテントを持ち込んで寝泊まりしてでも日食帯に飛んでいくのは追跡者と言うにふさわしいと思う。カメラでの撮影はShootと言ったりするから、ハンターでも良いのかもしれないけど、楽しみ方は個々人でずいぶんと違って、ハントするとは限らないし。

 ちなみに日食観測者の中では「病気」と言っている。症状が色々でバラエティーがあるので単純じゃないから、症候群と言うのが本来かもしれない。

 次回本年12月14日@アルゼンチンの現地日時を夢想しながら機材を弄っているのは一つの嵌った姿なのだろうが、これをどう表現するか…難しく、かつ挑戦的な課題だなぁ、と思うこと数多。一つのエコシステム(生態学研究室から来た者としてこういう用法はニッチ同様どうも嫌いであるが)を外部に向けて理解されるように開く、というのは、もとより難しい事である。

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【2020/03/05 15:24】 | 徒然
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