なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 短く歯切れの良い(余り深入りしないともいえる)対談が記された本。本好きなアイドルが大手や尖った書店、取次、出版社内を色々と話をしながら進んでいきながらページが進む。ヨドバシAkibaの有隣堂(結構行ってる)の舞台裏や独自色のある書店の立ち方、出版社内の校閲部門など、それなりに白眉な部分はあったけど、いかんせん切り込みが浅い。言い出せばキリが無い、特に取次の日販の辺り!素か企画進行上の事かはあるからだろうけど…。とはいえ、アイドルのふわふわでもファンが本を読んでみようという人が出るなら、まあ…とか、出版も編集も小売店も、出版関連業界が自滅的衰退していく中で、少しは明るい話題があっても良いか、とも思ったりする。「誰が本を殺すのか」(2004・新潮文庫)は、殺伐な、やってられない世界だけど、15年経っても何とかなってるなら少し応援してもいいかも、とも思わないでもない。

 本屋の活力として、店主のノリや考えが反映していることが重要なのは、偶然2度行った京都のガケ書房程でなくても、支店ごとに色が違うけどスタイリッシュを貫くジュンク堂、趣味に走りまくっているのがイイ感じな書泉ブックタワー、を見る中で解った感があるが、大手の八重洲ブックセンターやBook1st、丸善、行かなくなった三省堂などでも感じるところはある。これを個人営業の街の本屋さんで実現する(ガケ書房がそう、神戸にも震災前は結構あったそうだけど)のは大変だろうな、と思う。本書の一つのテーマが、「夢眠書店」を作るなら、であり、その切り口は面白いかもしれない。ただ私は当人の趣味趣向も、所属するでんぱ組incもほぼ真っ新に知らないので何だけど、キャラが立ってるなら面白いかもね、と思わないでもなかった。本の販促に寄与するかどうかはわからないけど。

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【2019/12/04 18:52】 | 本・読書
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