なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 高校生向けって言っても、意外と大人の知識はあったりしないかな…という印象が一寸した社系の農業研究者の日本農業と食料生産、経済のお話。著者の本はある程度読んでいるかと思うのだけど、ある意味無難で本道を行く感がある。でもそこからの知的冒険とはなんだろう?と思わないでもなかった。そんな感じが本書にもあって…
 しかし、こうやってでも食べ物がどんな風にやってくるのか、という事をきちんと知る事が出来る価値はあると思う。科学者としてこういった解題的な普及書がまだ不十分である、という事の裏返しにもなる。実に、環境科学分野の普及書で活躍されている瀬戸昌行氏も妙な勘違いをしていたり、先月の生態学会では生態学的な基礎迄疑いたくなる知識の無さで水田を評価しようという無謀な発表には苦言を呈したが、どうもこの人たちはネジが飛んでないか?と思えてならなかった。同じ科学の土俵で博士持ちでこれじゃあ…と思ってしまうのだけど。
 生態学や環境科学でももちろん、農学の中でも言論空間の狭い分野からどう声を上げるか、というのはとてつもなく厄介であるが、やり甲斐のあるものなのかな…と、墓穴を掘ってみる。

FC2blog テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2019/04/05 18:44】 | 本・読書
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