なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 午前中、走り出しは遅いが、ミニレビュー原稿を書く。一応書ききったかな?推古と訂正や引用の追加は必要だけど。
 そんなこんなで午後からのセミナーに出るべく遅めの電車に。途中で食事を摂り、本屋に行って、セミナーへ。なかなか熱い話で、大学~院で調査のために山を歩き回った事をと思い起こしたりした。兎にも角にも充実した話と議論で、出て良かった、と本当に思える時間であった。

 色々あったけど、寄り道せずに帰宅。終わってみると疲れが出た。眠気も強い。もうちょっとで読み終われる引き込まれる科学エッセイ。明日は医者なので待ち時間用の本に持って行けば速攻終わる。読みかけの本、集めて持って行こう。いくつかまとめたいアイデアもある。

 帰り道、ふと漫画家・ゆうきまさみの「究極超人あ~る」の31年ぶりの最新刊から9巻までを思い起こしてみる。鳥坂先輩が「トライXで万全、これを4号で焼いてこそ味がある」と言っていたが、ふと現像液の話をする光画部員は居なかったのではないか?と感づく。大学時代の悪友のグル(或いは家主)と言える奴が9巻までそろえているから問い合わせてみたいと思うが…モノクロ(白黒)フィルムはそれ自体に癖があり、トライXはコントラストが高くカリッとした(いわゆる硬調な)フィルムという素性がある。印画紙の4号は標準の3号よりやはりコントラストが高く、カリッとした仕上がり(=硬調)になる。しかし、モノクロフィルムは現像液でコントラストの付き方が変わる。例えばPotaは非常にグラデーション豊かで柔らかい仕上がり(軟調)、D24やD76は標準だが水と1:1で割って使うとさりげなく軟調になる、マイクロドールXはやや硬調、D19は非常に硬調である。なので仮にトライXを使っても、Potaを使ってしまえば4号印画紙に焼いても締まりは適当なグラデーションの画になり、硬調にはならない。トライXはISO400、結構使いやすいフィルムだが固いのが難点となる。ISO125のプラスXは滑らかな諧調が良い感じで、これをD76の1:1希釈で現像し3号印画紙に焼くと中庸~チョイ柔らかめでイカス感じになる。
 現像液は薬品の配合(コダックが標準成分を本にして公開していた)から使い方まで、楽しいものだった。
 今はと言うと、デジタルカメラのRAW画像を”現像”するソフト…メーカー開発品(NikonならCapture NX-D、CanonならDPP)、サードパーティ品のフォトショップ系統やシルキーピックス、天体画像用のステライメージなど、それぞれに使ってみると素では随分と発色が違う。フォトショップやステライメージは鮮やか、シルキーピックスは記憶色系、Captrue NX-Dは原色に割と忠実、など。デジタルカメラメーカーでも色の出方には癖があるので、特にJpeg撮って出しで済ますなら選り好みが出る。
 スナップも随分と撮るけど、星空やら日食やらでステライメージを弄ったりすると、そこまで普通のスナップにかける意味って何だろうね?とか思ってしまう。もし自分らしく仕上げたい絶対の1コマなら、RAW現像で調子を変えてしまえる。そんな事に落ち着けるまで、かなり時間を食った。ずっと白黒フィルムを現像して焼いてきた暗室の中の青春は定着に使う亜硫酸ナトリウムと酢酸の香りに局限されるが、その頃の三つ子魂からデジタルにはどうも奥手になっていた。
 フィルムカメラも持ってはいる。が、デスクトップで画像が作れる、そんな環境になれてしまうのは…堕落だろうか?

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【2019/02/19 20:06】 | 研究
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