なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 実はコペンハーゲンの軍事博物館だったかの裏に置いてあった戦車に触って、鉄板のいかにも厚く重そうな感じを叩いて感じたことがある。もう20余年前になるか。その後、「田宮模型の仕事」(文春文庫)だったかな?を読んだ時に、野外展示の戦車に上って採寸するという話を読み、「おおお!」と思ったものだ。私は感じるだけの定性的なモノだったが、彼らは採寸という定量解析をしているのだ。社運があるとはいえ、その精神のは脱帽する。幼少期にはプラモデルを随分作ったが、その中には戦車も入っていたので…というか、当時、車と戦車と軍艦と戦闘機、サンダーバードに特撮(ガメラが多かった、私は)しかなかった。しっかりガンダム世代だが、ガンプラを弄る事はなかった(イデオンの敵メカは2つ買ったが)。その頃はラジオ青年だったので…。
 そんなこんなでプラモデルには郷愁感があるので、本書を手にした。中身的には世相や業界編成の変化や倒産、増進、様々あったんだなぁ…しみじみと深くマーケットを模索する、その動きには感じ入るしかなかった。
 第2期ミニ四駆ブームに関しては、マスコミやTVメディアが何が受けるか判らない、という自分の思うままにならない事へのいら立ちのような勝手な迷走をしてくれていたことから、世事に疎い私でも知る事が出来たが、実はマーケティングの中で田宮模型が上手く動いていたことが判り、とても興味深かった。勿論、他社の苦戦もあったとは思うが…
 前掲書よりより広範に、俯瞰する形で書かれた本書は、優れたドキュメンタリであると思う。モノに歴史あり、たかが60年ということなかれ。ちなみに月刊誌「航空ファン」にはプラモデルを作る連載記事がある。アマゾンのお勧めにやたら模型雑誌が出てくることに辟易したが、本書で何となく、そのからくりが判った感がする。が、私が再度プラモデルを作る事は余程の事が無ければない、と思う。「できるかな」とともに作る楽しみを教えてくれた教材に感謝し、敬意を表したいが、今の自分はまた別の作る楽しみを覚えているので。

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【2019/02/04 21:23】 | 本・読書
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