なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 昨日は妻と外食し、久々にジーンズを更新したり、ちょいと気合の入ったこともしたのだが、今日は眠期に入ったかのごとく眠り続けた。随分と振れ幅が大きくてイマイチ。明日が休みで良かった…と思う事多少、年賀状を書かないとだし、明日は起きていられると良いが。

 「軍縮問題資料」という雑誌が昔あったのだが(2005年休刊)、「これまで戦火の合った場所」のルポはあっても「この戦火の実際とそれを止めるには」という考察はパラ見する限り見ることが無かったように思う。或いは日中・日露間の軍事情勢の把握と平和的解決のような話もなかったように思う。殆どの寄稿者が「日本平和学会」所属だったのを見ると中々に悩ましい。「憲法九条の軍事戦略」(平凡社新書:松竹 伸幸:2003)は平和学会所属だが、日本が持てないのは戦略爆撃機、攻撃型空母ともう一つ(核兵器?)という事をネガティブリスト化し、では国民国家・国土を守るにはどうするかを論じた本だったので、こういう人も居るのか、という意味では面白かった。F-35Bが初度作戦能力を得る前、というかF-35シリーズが計画を大幅にオーバーランしていた時に、空母のような半端なプラットフォームは今後終焉するのではないか、という航空機運用側の論者の話が数年前の「航空ファン」誌にあったが、今は「F-35キャリア」という考え方で新しい軽空母が新たに見出されるようになった、という話が「世界の艦船」誌にあった。アメリカの強襲揚陸艦のみならず、HMSクイーンエリザベスは本格的なF-35B運用空母の嚆矢となった訳で、日本もいずも級を改装するとか言い出している。作ったばっかりに等しいヘリコプター駆逐艦の甲板の耐熱塗装をさらに高温に耐えられるものに変えることで、どれくらいトップヘビーになるのかはわからないし、そうした塗装の資材自体が日本にあるのかは存じない。数字は覚えていないが、F135エンジンの排気はAV-8系列用のペガサスエンジンより高温だという(1000度台と800度台だった覚えがある)。この辺が「こんな時のために既に処置はしてあるのだよ」と真田志郎のような事なら良いが。更なる問題は「作り込み」をヘリコプターから固定翼機に変更するというのは、中々の冒険になるだろう。こういう資材や運用上のノウハウもセットでアメリカが売るとは言って居ない。整備・運用の人材教育は買えるのだろうけど。
 空母が攻撃的か防御的かなどというのは運用上決まるのであり、全くナンセンスな上に新しい機材のために割かれる費用とそれ以上にかかる運用費用と人材…どうするのかねぇ?と思うのは安全な戦闘の後を見て回ることでも、安全な側から戦闘を見ることでも得られない。況や戦闘・紛争のリアルに関する情報収集は個人ベースであり「情報」の重要性を理解しないに至っては…ついでに知っておくべきは「マニア」から自衛隊員は生まれていないし、「日本人」と言うだけでフランス外人部隊は門前払いしていることだ。理由は簡単、使えない、役立たず、であるからだ。
「悪魔の話」(講談社現代新書・1991)だったと思うが、途中まではまともに書くが、最後のところをちょいと曲げる、というスピンの論法は洋の東西を問わず行われてきたことであるというが、今日では「曲げる」必要すらないかもしれない。平和の考え方が戦争学や軍事学を教わらなければ意味が無いのではないか、という危惧が無いのだから。

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【2018/12/23 19:47】 | 日常
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