なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~

国際という名のもとに…

 目覚めたのが遅く、ちょっと焦ったが、何とか会場入りした。150余名の出席者全員が集まったわけではあるまいが、並べた椅子の数が足らないので、隣の食事の会場から椅子を持ってきて座る人、多数。なーんとなく予想はしていたけど、受付で同時通訳用のレシーバーを渡されて確信した。発表は基本ドイツ語。登録者の8割はドイツ人、他EU圏内で、残るがアジア勢で発表のない台湾の人たち3人以上、日本人は私込み2人…。内容も「よく私を口頭発表に回したな」と思うほど農業工学寄り。ただ、この会合に出ることで、ドイツのバイオエナジーに対する認識の強さを感じる。つまりは、家畜排せつ物処理の過程で如何にエネルギーを回収し、水資源を清浄に保つか、を必死に考えて行動しているのだ。こういう気概は、日本の農業工学関係者はもちろん、幼稚で紋切り型の矮小な自己憐憫向かうことでしか存在の正当化をできない畜産関係の研究者にはほぼないだろう。どういう人間を育ててしまうことで業界の囲い込みをしすぎる。何枚も舌がある割、強いものには媚びるしアメリカからの外科的衝撃には全く抵抗できない。
 同時通訳はクリアだが、英語はやはり聞いていて疲れる…。1800時に終了し、帰るには暗くなりそうなので、タクシーで移動。帰ったら近くのパン屋で夕飯を買い、部屋でしばしメールを見たりして、少し気分がまとまったのでこうして物事を並べて書いてメモとする。日本では日々の疲れ感はあるけど、時差と共にそれが抜けてきたかな?という感じもする。
 会場から3㎞程離れた宿の周辺は、比較的新しいのかもしれない。会場からテラス状の広間が繋がっているので、風景を見ると、如何にもドイツです!という、緑と白い壁、赤い屋根が緩い渓谷の斜面に広がる風景が見えるのにはなんだかうれしくなった。保全の意味を知る欧州の田舎というのは、まったく侮れないな、と思う。勿論それは日本にエキゾチックなものを見て、触れて、感じて、飲食を堪能したい海外からの旅行者に、日本の田舎が良い、というのと同じことだろう。

 明日は口頭発表の日。眠り込んだら起きることが困難かもしれないから、タブレットと海外携帯電話のアラームを設定しよう。

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