なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 農薬の研究者曰く、殺虫剤は一か所メチル基を付けるかどうかで代謝される・されないが決まり、代謝されないものが「毒ガス」になる。化学合成上このような処理は極簡単にできることだ、と「現代化学」だったかの構造式を見ながら言っていた。不整地で有効なトラクターに使われた履帯(クローラ、いわゆる「キャタピラ」だがこれは商標だそうだ)がMk.1戦車(タンク)に応用される。この辺りはそこまで難しくはない。先日除草剤でメロンを枯らす犯罪があったが、穀倉地帯に作物の病原体をばら撒いて…とか、色々ある訳だが、兵器類に関する本書の踏み込みは全く甘い、浅い、としか言いようがなかった。
 孔子が言った通り、国民への安定的で十分な食料供給は国防と教育と共に国家の責務であるのだが、そのあたりを突いてくるか、或いは曽野綾子曰く「外交とは血の流れない戦争であり、戦争とは血の流れる外交である」、という辺りを経済共同開発機構=OECDという足の引っ張り合いの場で「農業環境指標」としてやっているのを断罪することも無い。
 何でも戦争になると関係する分野はあるよ、という事を述べたいのかという訳でもなく、自己陶酔の感すらない。一体何が言いたいのか?全く謎だった。ただ言えるのは、それくらい農業というモノを日本人は知らないのだ、という事を戦争を例に出してくれたなら、こういうアプローチもあるのかな、と思った。

FC2blog テーマ:読書メモ - ジャンル:学問・文化・芸術

【2018/02/14 18:52】 | 本・読書
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック