今日という日とやってくる明日という日

 妻によると食品店が素材が駆逐されてお節の総菜がドミナントになっているという話を聞いて、それが露骨に値引きされている…というのが今日この日だとのこと。パック入りの鏡餅も、中にパック餅を入れたどデカい鏡餅のパックものが100円だったと言っていた。そういえば、本の帯に今年一年のベストセラーを喧伝するものがいくつもあった。偶然読んでいた橘玲の「言ってはいけない-残酷すぎる真実」が売れ行きが良かったらしい。こういう決定論ぽいものが売れる理由がわからないでもないが、都合の良い所をとってきて強弁すれば骨相学だって優生学だって整合性が発生する、というのと同じ口だとしか思えなかった。そう考えると今年一番面白かった本て何だろう?と思うと、あまり浮かばない。読書録をとらなくなった所為もあるが、年、年度、という概念が大きく失せているせいもあると思う。
 今年3月に2度目のインドネシア行きで、快晴の下で皆既日食を堪能したことに始まる海外行きも、湖南省での会議、妻とのカナディアンロッキーの旅行と初の海外での自動車運転を経験し、想定外で2週間前に話が回ってきた香港の学会と、気づいてみれば4回海外に出ていた。
 明日から年の切り替え、ということになる。その後に年度末。その間に1つ会議があるだけ、ということになっている、が、どうか。8月21日のアメリカ横断日食に備えて準備と機材の完熟に向かわないといけないが、どうなるか。海外の学会に行きたいとは思うが、情報が引っ掛からない。この1年は充実していたのだろうが、原著論文をきちんと出さなくては、と考えている。できればブックレットくらいの長さで農業での肥料資源と循環に関するものを書きたい。それを始めるなら、この3か月のうちがいいのかな?充実よりゆとりをもって動けるとありがたいな、と考える。
 あとはもっと本…少なくとも農学、天文学、軍事学はきちんと読んでいきたい。

 もやもやと浮かぶものがあるが、それはまた来年、ということになるだろう。あと4時間弱、そんなことを考えてグラスを傾けようか、と。

テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

M氏

Author:M氏
食・農・肥料にまつわる物質循環と環境影響について、ヴォイニッチ手稿みいな暗号・謎の世界をを解いていくことに喜びを覚える科学者の一人。
 謎な生態、日々の私生活と研究生活、そして何気に読んだ本のことや日食観測者としての活動状況等々、書き綴っていきます。


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