なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 東大本郷に行き、会議の一日。色々な話が行き交い、刺激的な感もある1日となった。

 終わってから夕食を兼ねて久々にビールを飲む。クジラ刺しが旨い!もう食べられなくなるね、とD准教授が言うのだが、沿岸捕鯨と伝統捕鯨は続けられるよ、と私。工学の世界のように資本とくっついたところでの研究の砂っ被りにはぞくぞくするような話が聞けた。つまりは、製鋼過程で高炉か電炉かという論争があるけど、どっちも変わらないがLCAのシステム境界の取り方如何では電炉の方が環境に良いという結果を望んで錦の御旗にとか。LCAの考え方も変わってきたし進んでも来た。何時までもCO2=温暖化ではない。日本の海外に負けないところは業界間の摺合せの良さだという本もあるようで、もうちょっと冷静にパレート改善の方向を考えようよ・・・というのは未来のある話だ。すると農業界はナッシュ均衡だね、というと畑違いは青く見えるのか、意外がられる。いやいや、億の金を積んでも農家にはなれないし、農地も手に入れられないよ、45歳まで、妻子ありで農協の下で貧乏してくれる人希望なんだよ、と私。株式会社も資本の半分が農家でないとダメなのだ。でも商売の上手い農業県・・・関東なら千葉と神奈川は後継者もいるけど、ほかは現状維持以上は無い。
 そんな中から近代の呪い (平凡社新書)につながるはなしやら、何やら。
 会計が回ってきて、2030時に席を空けてね、と言われ、そんな時間かと退出。

 中ジョッキ2杯も意外ときつくなかった。電車の中で本を読みつつ、工学部院のM准教授は経済学でリケジョじゃないけど、その題目で工学部にも女の子来てね、という話をしないといけなかったとかいう話を思い起こす。日本のジェンダーバランス、特に家政学を除くアカデミズムの世界は男ばかりである。生態学会は女の子も多くなったが・・・これからはどうなるか?

 芸術論の軽い本を見ながら、日本は文系社会だが、考えてみると私も読む本は文系モノが多い。ジェンダーの話や近代社会の話・・・こういうのも。文系は手軽なのか、いい伝え手が居ないのか?多分後者だ。

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【2014/05/30 22:58】 | 研究
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