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Lab of Voynich Code

なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~

系外惑星 宇宙と生命のナゾを解く (ちくまプリマー新書) 

系外惑星 宇宙と生命のナゾを解く (ちくまプリマー新書)系外惑星 宇宙と生命のナゾを解く (ちくまプリマー新書)
(2012/03/05)
井田 茂

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 すばる望遠鏡を使う、衛星で観測する、そう言った如何にも見えやすい活動ではなく、太陽系の成り立ちとそこにある謎や、ホットジュピター、エキセントリックジュピターと行ったものが成り立つ条件、見つかるアース・スーパーアースとハビタブルゾーン、そう言ったものを、実観測を入手しつつ、計算機実験や理論のほうから系外惑星を攻めていた。理論と観測の両輪が天文学にはある訳だが、その大構造の解析における両者の絡みの見せるダイナミズムからすると、太陽系外の惑星システム成立までの話と言うのは、ちょっと地味で話になりにくそうなのだけど、そこを上手くまとめ上げた著者の力量には拍手を送りたい。とくに、若者向けのちくまプリマー新書だけに意外なところで結構困難はあったのではないか。
 宇宙の様々な部分を切り取って紹介されることには、すごく惹かれるロマンがあると思う。研究者間が非常にフランクで世間話をするように研究成果と方向を、「有効な会話だけ教えてくれ」と言われるほどフランクに話し合っているというのは、凄くいいことだ。土壌肥料学会や生態学会ではそんな動きも比較的気楽にできるし、私もできる限り学会などではオープンスタンスで臨みたいと思っているが・・・もともとは非社交的だったので上手くない。
 生まれたての恒星系がみつかった、と言う話は新聞にも載るが、それ以上の世界の広がりを具体的に知りたければ、本書は平易に書かれていて最適な本だと思う。

 うーん、こんな本を書いてみたい。

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