会議の一日

 今日は官僚が来る会議に出るのでスーツで、遅くなると帰るモチベーションが落ちるので車で出る。メールで某社社長(と言って学会で面識があるのだが)から調べ物をお願いされたのでBBCを聞きながら報告、そしてnprを聞いて心を落ち着けて(メキシコ湾の油田は落ち着かないが)、カナダに送る要旨を書き始める。ちょっと時間が押してきたので会議室へ。

 今年から温暖化緩和に関するプロジェクトに参画するので、そのキックオフの会議。挨拶から始まって、午前中に耕種部門があり、私に関連する小課題の発表もあった。リーダーが発表するので私は裏方&気づいたことがあったら即動く役割。マイクとか不調になりやすいのだ。いろいろ話を聞いていて、鍵になるのは基本になる活動量のデータベースで、ここで足並みをそろえること、と言うのが重要になると休み時間に話す。こういう公式な会議はエキシビジョンであって、本質はその基本になるデータを個々が持ち寄れるようにしてくることだ。生データは見る人によってその切り口が大きく異なる。そこをすり合わせるのが地味な作業であり、エキシビジョンをより映えさせる物になる。私は間接・直接に2-3の小課題に関わっているのを確認して、何か悪いものが肩に乗ったような気分になった。まあ、それに見合うデータは手に入れたのでいいのだが・・・
 昼食、トイレにいるうちに午後の分が始まってしまい、・・・急ぐに急げないこともアル。
 午後は畜種部門が主体。いろいろ突っ込みどころはあるのだが、聞きたいところは終わってからのちょっとした時間に聞き出したりする。もうちょっと突っ込めば、面白いこともあるのだが、温暖化でやる話ではないとか。畜産LCAとして温室効果を指標にしてやる課題では窒素のマスバランスも取ると言うから、中々期待である。畜種部門と耕種部門は堆肥で繋がっているし、温室効果ガス発生の一貫した推定のための活動量把握とそのデータベースの共通化も重要である。
 耕種、畜種共に言えるのは、排出係数の精緻化や削減・緩和の可能性を日本独自に策定するのみではなく、その普及可能性・実現可能性に言及することである。数値目標は畜種部門で強く出されていたが、どうも活動量そのものに関して脆弱だったり、ライフサイクルを一貫した時確認出来る事項が十分ではない。耕種部門は活動量が決まれば相当に前進するだろうが、数値目標にはどうも奥手だ、が、確実な線を狙っている分悪いとは思わない。
 畜産業界は、言っては悪いが暗部があまりに多い。リン利用率を向上させるフィターゼ添加技術が出来た、というがその普及率を問うても答がない。ぼろりと漏れる本音はリン添加があるらしいとか?亜鉛・銅の添加は過去の問題、と言いながら、畜産関係者だけの会議では飼料への過剰添加が問題だと公言したり。餌に関する統計情報はあまりに粗雑で私でも手が出ない。況や微量要素に関しては・・・。
 ただこれは環境上の問題点であって、食料としての肉の品質が悪いわけじゃないし、食品衛生法やJAS法に触れることはないから安心していいのだが、美味しい肉・卵の裏には汚物・・・排泄物・廃畜が山積していると言うだけである。

 会議は20分ほど遅れて終わった。人の多いところに居るのが、一時苦痛だったが、今はそんなこともない。とはいえ、何か疲れたしカナダでの学会要旨の書き直しの作業も残っている。急ぎ部屋に帰り、これを済ませる。気づいたら2時間ほど残業。残業代は出ないけど。メールを出し終えて、クールブレイクして帰る。車だといやな時間帯だが、バス待ちがなくて気分が重くないのはありがたい。
 帰り道、カメラのキタムラでインド行きのビザ申請に必要な写真を撮る。2枚組み1100円はごつい。2回申請することになるから4枚。と、仕上がりを貰ったら、CD-Rにデータを焼いてくれて、証明写真焼き増し350円!400円損した。まあ、授業料か。
 何かこの道を折れないとイケナイ気がする・・・と帰宅して気づく。ユニクロでジーンズを受け取るのだった。まあ明日でも良いか。

テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

M氏

Author:M氏
食・農・肥料にまつわる物質循環と環境影響について、ヴォイニッチ手稿みいな暗号・謎の世界をを解いていくことに喜びを覚える科学者の一人。
 謎な生態、日々の私生活と研究生活、そして何気に読んだ本のことや日食観測者としての活動状況等々、書き綴っていきます。


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