なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 一番最初に触ったPC(当時はマイコンと言っていたが)はFM-new7という8bitマシン、RAMは実質32KBだった。BASICのFor~nextループを10000回回すと6秒かかった。ちなみに当時は16bitマシンがビジネス向けで、NECのPC-9801VMのN88-BASICで同じことをすると3秒だった。

 今、MS-EXCEL2003/2007をVisual Basic for Applications (VBA)をつかって、何万回とループを回す簡単なプログラムを作って動かしているが、HDDの読み書き込み込み1秒かからないで終わる。同じことはメモリさえ許せばFM-new7でもできるが、FDDに書き込みとかさせたらお茶が淹れられるだろう。
 こうして簡単でもプログラムを組んでみると速さ、というものを実感できる。

 就職してしばらくしたころ、Appleは鳴り物入りでPower PC601というRICSチップを採用して早さを強調していたが、先任の使う解析的に解く指数(対数)関数をどんどん回すプログラムを一通り動かすのには40秒くらいかかっていた。同時代のIntel 80486DXプロセッサのマシンで数分かかっていた。対してひと世代古いMC68000(PowerPC以前のMacはこれの進化版を使っていた)を使った富士通のワークステーションだと10秒かからない。
 同じFortranコンパイラを使った計算でこれである。

 だからPCはもっと速くて当然、それだけOSは重く遅くしているのだと私は考える。
 互換上、MS officeという縛りがあるから、Windowsを使うのだし、てっとり早いからVBAに流れてしまう。革命は暴力的でよろしくはないが、openSolarisにOpenofficeが基盤になれば、或いは速さをもっと実感できるのかもしれない。

 それにしても、一瞬で答えが見えるのは、デバッグがサクサク進んでいいけど、トライ&エラーに依存して思考が怠惰になっていると思ったりもする。メモリ、配列変数の広さ、行き届いたアプリケーション・・・でもマイコン経験が今の研究を楽にしているのは決して否めない事実だ。

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【2009/11/26 10:41】 | 研究
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