なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学系物質循環研究者の日常~
 私はなるべく本は本屋で買うことにしている。
 理由は、見知らぬ本と出会えるからである。本屋で本の背表紙や平積みを見て、世相や売れ線なんかを評価しつつ、気に入った本を選んで行くのが何とも楽しい。しかし、本屋の経営不振の話は随分と聞くから、本屋を応援するためにリアルの本屋で本を買うことにしているのだ。
 しかし世は出版不況、驚くべき数の本が排出されている。私の読書の主体である新書はカバーできるが、思わぬ出物や狙った本が十分に見つけられる訳ではない。また、読みたいけど在庫が無いとか。そんな時はAmazonの「検索」や「おすすめ」を利用する。
 Amazonの「おすすめ」はアミューズメントサイトだ。これは持っている、評価しよう、で、関連付けられたおすすめが示され、思わぬ出物を見つけることもある。本を検索して本屋で買ったモノから評価することでより「おすすめ」を強化する事ができる。
 が、これは「自由からの逃走」でもあると思ってもいる。関連付けられた中から、確率の高い本だけを読みつづける不自由さを内在しているから。本を読むのは自分の欲求を満たすことであり、欲求は何ら縛られることが無いはずである。実際、本屋で買う本は殆ど私の研究者としての専門とは奸計の無い本だ。そしてAmazonを利用することは、ポイント分安く上がるものの、リアルの本屋の売上を削ることであり、こうした自由で新たな本との出会いを提供する本屋の経営を破壊する。
 Amazonは便利な一面もある。だから利用することもあるけど、ある意味憎しみを持って利用する。

 こういう冷めた関係、何か国際関係に応用したら、実はもう少し日本の外交とかまともになりそうな気がする。

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【2009/02/25 02:26】 | 未分類
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