なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学の物質循環研究者の日常~
 そういえば今朝は職場の方で霜に近い梅雨が多いな、と思ったら出勤時の気象観測塔の気温は2.3℃だった。多分、今季一寒いと思う。イッキ過ぎる冬っぽい朝。普段なら良い色に染まるアメリカフウもさっさと葉を落としている。季節が確実におかしい。

 最近読み終わったのは「自衛隊の闇組織」石井暁・講談社現代新書 執念のジャーナリズム本。
 今読んでいるのはKindleでは歌舞伎町の調査やルポの本…光ある限り闇もある。その闇の一番深いところと、そこに集まる人の見せる現代の問題…世の深さに戦慄する2冊の本。紙の方は戦争終結は如何になされたかの学術系と言っていい新書。

 来年の日食機材製作HPを更新し、一旦製作は終わりという段になった。今後は実稼働をさせてみてのバグ出しとストレス試験、機材の扱いに慣熟することも兼ねたリハーサルをどんどんこなすこと。余りハードとファームウェアを弄ることなく。多分弄る必要があるのはソフトウェアのコードの筈。

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【2023/11/21 21:00】 | 徒然
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 気が付けば5日間職場にいなかった訳で、メールの山にめげる朝になった。〆切仕事も出張云々も一区切りついて、気が抜けた所為もあるからか、何をするかな?とちょっと思考も抜けていた。が、どうにも動けず、事務処理で1日が終わって行ったと言っていい。仕事になっていなかった。イカン。
 脳内が混乱しているので、やるべきことに櫛を通してスカッと済ませられるようにしたい。

 明日はお台場であるちょっとした展示会に行くので出勤は午前のみとした。少々思う所もあり、世の中視察と行ったところかな。
 帰りは多分遅めになるので、どうせなら平日夕を楽しんでみるか?と思う所もある。新橋や神田で給与所得者の夕べを人並み?に楽しんでみるのもいいかもしれないと思ったりする。せんベロとは何ぞや、を経験し考えてみたいとも思う。
 …明日夜を今から考えるか?というのは問題だな、とは思うけどね。

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【2023/11/21 20:15】 | 徒然
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 朝意外と早く目覚めるも起きる気になれず…気づけば本来出ようと思った時刻より1時間強遅い立川への出発になった。なんかモチベーションが下がった朝だったけど、立川のPlay! Museumに着いてみれば、「が~ん」な行列。マジ心折れそうになった。けれど腹をくくって入りましたよ、30分くらい待って。
 「エルマーのぼうけん」展。感想はもう、衝撃的なくらい素晴らしかった!に尽きる。あの絵がどんなふうに描かれていたのかを子細に見ると、驚くほどに精緻で柔らかい輪郭に図られたように陰影をつけられている事にはゾクリ。出版用の着色画は、インドの博物館で見た細密画以上にワクワクが詰まっていた。周りにコメントがあったり位置合わせの線があったり、というのがなかなかにライブ感があった。展示の工夫も思った以上にスバラシイ。遊び心や物語の再現をきちんと心得ている。触ると音の出るアトラクションもあり、展示館内は結構騒がしい。が、その物語を知っていればなるほどと気にならない。二世代ファンが基本のこの展示だったが、意外と子供がはしゃいだ声が引っ掛かることはないように感じた。もう物語の世界の中なのである。展示エリアに関しては入場制限をしていたので混んで大変、という事はなかった。一番混んでボトルネックになっていたのは展示ではなく展示出口にあるミュージアムショップだった。私的にはモノとして手元に置きたい気はなく、Amazonとかで英語版の本を揃える方が面白いかな?と思ったりした。というか改めて原語で読んだらどうなんだろう?と思った。
 展示品数は少ないし、展示面積も結構狭い上に立川市民でなければ入場1800円とチョイ張る。けれどもう一回行ってみたいな、と思う企画展示だった。ちなみにフラッシュ不可だけど写真はOKです。

 あとは中央線と総武線を乗り継いで秋葉原へ。書泉ブックタワーで気づけば4冊、ラジオセンターの萬世書店で1冊。小間物を揃え、ジャンク品を1品入手。思いっきり俗だね(笑)。

 そういえば、昼食に立川駅で駅そばでも、と上階のコンコースに行ったら何故か蕎麦屋が見当たらず、代わりに焼きそば専門店があった。これも話のネタかな?という事で食したけど、ちゃんとゆで麺を使い鉄板で焼く本格派、太麺で美味しかった。

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【2023/09/18 17:19】 | 徒然
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 熱はすっかり下がり、軽く「なんか変な感じ」が続いている。
 横になってMookを読むのは厳しいが、なんとなく「レンズ構成図で個性を知るオールドレンズ解体新書」(ホビージャパン刊)をばらばらと読んでみた。古い写真用レンズを古さゆえある収差(簡単には絵がシャープに映らないこと)を味だと考える、撮って楽しみ持って喜ぶ愛好家(好事家?)がいることは8、90年代…フィルムカメラの時代から知ってはいたが、先ずマウントアダプター、ついでネット通販やオークション、そしてミラーレスデジタル一眼によって大衆化した感がある。このムックの良いところは、少しはレンズの構成の歴史、構成の一般名称やネイティブに発生する一定の個性のくくりを知っておこう、というところがちょっといい感じだ。
 が、より基本から蘊蓄を語る前の基礎知識として、「カメラマンのための写真レンズの科学」(吉田正太郎・地人書館・1997新装刊)は必須だと思う。新がある限り旧もあって初版は1979年、内容はもちろん今手に入るオールドレンズの構成で古いところのトリプレット、テッサー、ガウス(今的にはダブルガウス)、といった系統はその誕生から語っている。悪く言うと決して新しい内容の本ではない(そんなレビューもついていた)。が、オールドレンズが1つのクラスターとして認知される現在、一周回って新しい本として読めることになったのは有難いことだ。ちなみに私は大学に入ってから早々に購入した本のうちの1冊。カバーはずいぶんとヤレて紙の色も変わったが、買い替える気はない。2200円という受講料は購入したいレンズに比して1-2桁安いと思う。

 名著復刊というと、「反射望遠鏡の作り方―設計・鏡面研磨・マウンチング」(星野次郎・恒星社厚生閣・2009)も外せない。読んだ40年以上前でも図版や設計図の絵が古かったが、調べたら1974年。詳しくは掘っていないが、星野次郎氏は反射望遠鏡の鏡の製作の第一人者と言っていい方。その大著が復刊していることを知って、これは「買いなさい」ということかと考えたのだが、価格には二の足を踏む6600円。
 収蔵し、時にパラ見してその本から連鎖する様々な思いを馳せる…には、ちょっと辛い、か?

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【2023/02/01 17:36】 | 徒然
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 独身時代の前世紀に岐阜県・高山市の山の中に調査地を持っていた。大抵2泊3日の日程、夕食は自炊もあったけど街中に降りてから食事をすることもあった。その時お世話になったのが、「茗荷舎」という自然食ベースの食事処だった。マクロビオティックとかもあったかもしれないが、私には意識のない独身時代のこと。街中を歩いていてなんとなく店の感じに惹かれて、当初は閉店中だったりで入り損ねるも(1回目は貧乏性で外の食事は5-600円が基準だったのもある)、何度目かの調査のついでに入ることに成功した(懐基準を緩和してみた)。
 店内の丁度良い雑然とした感じで、食事は「おおッ!」と思う新鮮な驚きのあるおいしさだった。ごぼうをつくねのようにすることで肉のような味と風味を出せることには心底驚いた。調査のたびに、とはいかなかったが、何度もお世話になり、いろいろな世話話をする程度には面識を持った。当時でもそれなりの年齢の女性だったのであるが、2010年代に妻と高山に旅行に行った際に寄ったら1日目はご飯が切れて終了、2日目に入店を果たした。独身時代は開けているけど人の少ない夕方だったのでいろいろおしゃべりしたけど、今回は昼。相当に混んでいて話せる状況でもなかったのは残念だが、でも店をやっていることには心底感激した。もう10年以上経ってるのだから相当のものだ。速水健朗の言うフード左翼の店らしく、それ調の話が飛んでいたりするのと、物販が充実して、カオス感はないがエントロピーは高まっていていい感じだった。

 で、ふと、検索にかけてみたら、「2013年9月閉店」。

 妻と行ったのはいつだったろうか?DEデミオに乗っていたから、2010年以降のはず、と写真を調べると2011年9月だった。閉店の2年前か。時は流れ世は無常である。そう考えると、おかみさん的にもいろいろ支障が出るのだろう…

 一つの記録が、記憶になった感じである。
 

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【2023/01/22 19:25】 | 徒然
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