なにやら妙な研究してる・そういう噂~環境科学&農生態学の物質循環研究者の日常~
「文系女子だけど新卒でSEやってます」(しま子)MFコミックエッセイ
 デスマーチ流れるアジャイルな環境もこう軽快に描かれると・・・!?な感じに楽しめる、気がする。今ほどSEが一般的でなかった頃だと、ソフトウェア業界で働いている人の現状は月刊ASCIIとかでちらちら知る程度だったけど、四半世紀以上たってこういう会社ができて、かつ文系でも扱える世界になったかと思うと世界違うな~、と思ったりする。私の出た学科は2年になる時に専攻を決めるのだが、理系では電算機系・バイオ系が花形、文系は外語系が花形だったりした。プログラミングは文・理とも必須単位で、理系がFortran、文系がPascalだったか。プログラミングに関しては幾つも講座(言語)があったけど、基本理系が取っている授業だった。コンピュータが家電になって、インターネットというインフラが出来たから、SEが文系てのもありかと思う。それくらい各種言語と言うソフトウェア(昔はマイコンのBASICがOSでありソフトであり、C言語などは外から買ってくるものだった)が発達したんだな~としみじみ思うのでした。

「中国嫁日記4」井上純一(角川)
 だんだん月が畳化してきたか?後半描き下ろしこそ悩ましい話だが、月女史の考え方、国境文化を超えて存外に正しいと思ったりした。

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【2015/06/01 22:00】 | マンガ
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セクシー女優ちゃん ギリギリモザイクセクシー女優ちゃん ギリギリモザイク
(2014/09/20)
峰 なゆか

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 Podcastで聞いた文化系トークラジオ・Lifeに出演した著者曰く、色々リアルで集まりに飛び込みイケてる人と交流してイケてる人になる・・・のが目標なのだそうな。私的にはどんなやねん??なのであるが、その感覚は本書でさらに強くなった。ヨメさんは萌え漫画家 (コミックエッセイシリーズ)並みに踏み込みが無い。えぐいタッチの絵でAVの現場を書いていくが、えぐさ以外の何物もなく表面をなぞるだけ。この線で行くとイケてるってのも古いタイプの脆いメッキにしかならないんじゃないか?

わたしの舞台は舞台裏 大衆演劇裏方日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)わたしの舞台は舞台裏 大衆演劇裏方日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
(2014/07/04)
木丸みさき

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 広島在住時、大衆演芸の劇場が的場町にあることは知っていたが、その中の事は一度テレビで放映されたのを見ただけだった。時はバブル末期にほど近い時分、本書にも登場する衣装にお札を挟んだり、垂れ幕の字をお札で作って応援したり・・・という金満なファンの世界!?と言う感があった。一方で東京の劇団(たとえば「夢の遊民社」や「第三舞台」)では団員月収10万ちょいの相当厳しい経営を強いられていたのを考えると、えらい違いだと思ったものだ。もちろん、そんな大衆演芸の劇団だけではないだろうが・・・。
 何気に見た大衆演芸の舞台をカッコいいと感じ、舞台裏で働くことを決意した著者が、舞台裏をつづったのがコレ。大衆演芸の世界では、劇場で大道具・小道具を担当する人を「棟梁」と言うのだそうだ。こうした演芸の類では役者と客の距離が近く、それが織りなすほのぼのな事柄をつづったのだが、人情、生きてるねぇ!とうれしく感じた。そんな場所で働く著者も体を張っている(道具関係は兎も角体力勝負)訳で、いいねぇ、と思った。高校のときは演劇をやっていたので、そうそう、とあいずちを打ってしまうところがあったのも、◎。

ハルロック(1) (モーニング KC)ハルロック(1) (モーニング KC)
(2014/07/23)
西餅

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 暮れあたりからヨドバシアキバの有隣堂のポップが消えたが、テクノ手芸の表紙が見える配置にして紹介のポップが「電子工作女子集まれ!女子力アップ!!」と言うモノ。まあテクノ手芸のおかげでPICを使った工作を始めたのだが、秋月電子通商にも時として大学生らしい女子が2,3人いたりするので、その道の女性はリアルに存在するのだと認識を改めた。Amazonのレコメンドにあったので、何気にKindle版を読んだ。今の時代の小学生ならこうなるよね、と言う王道少年と電子工作でかなり正しく間違った感のある女子大学生が、ほっこりぶっ飛んだ電子工作で物事を解決しようという話は、頭を抱えて笑えた。

事件記者トトコ! 1巻 (ビームコミックス)事件記者トトコ! 1巻 (ビームコミックス)
(2013/02/15)
丸山 薫

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 昭和?レトロな時代設定、人外魔境・新宿御苑などじわじわ来るものがある東京を舞台とした新聞記者トトコらの活動マンガ。期待をうまく抜いた球でそれ以上のウケに導いてくれる話が続く。個人的に嵌った話ばかりだが、これじゃあ記者じゃなく、探偵じゃないか?と思うのだが、まあ置いておこう。

ヴォイニッチ手稿 - 完全図版集ヴォイニッチ手稿 - 完全図版集
(2014/10/06)
LOGDESIGN publishing

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 マンガじゃないが、一体どんなものか見てみたくて購入。こういうの、好きです。まだいろいろ読んでいたと思うけど、とりあえずこんなところで。

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【2015/01/06 20:03】 | マンガ
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GAー芸術科アートデザインクラスー (6) (まんがタイムKRコミックス)GAー芸術科アートデザインクラスー (6) (まんがタイムKRコミックス)
(2014/01/27)
きゆづき さとこ

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 安定した出来とキャラ(というか登場人物のアイデンティティというか・・・)が自動現象的に日常に露出してこすりあうのではなく、アートを通した話になっているのが、日常系漫画にありがちな痛さを感じさせないのがいい感じ。
「マンガ家」嫁さん「ラノベ家」夫くん「マンガ家」嫁さん「ラノベ家」夫くん
(2013/06/25)
ゆづか 正成

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 微妙に近くて微妙に遠いプロフェッションの人たちの結婚生活を描いたコミックエッセイ。
 絶妙なミックス感が面白い。
恋愛3次元デビュー ~30歳オタク漫画家、結婚への道。~恋愛3次元デビュー ~30歳オタク漫画家、結婚への道。~
(2014/05/21)
カザマ アヤミ

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 結構話題なのか?有隣堂では平積み並列並べ(というのか?)で結構押している結婚までのコミックエッセイ。「あらゆる物事の中で結婚は最大の謎」だというが、人の恋愛&結婚話の暴露でここまで思考に断層を入れてくれると、受ける理由がわかる気もする。妻にあなたそっくりと言われたフィクション・研究者マンガ「ハカセといふ生物(いきもの)」が意外と地なら、表現法によっては私の例も局所的にウケるのかもしれない?まあ、一組一組全く違ったドラマがある、と私は思うが。そういえば妻はシュレディンガーの妻は元気か (1) (バンブー・コミックス)を読んでいないか。ヨメさんは萌え漫画家 (コミックエッセイシリーズ)は、見せ方が悪く、身の切り方が全く足りないし、あるいはその程度のドラマしかない人もいるかもしれない、か。
理系の人々 4理系の人々 4
(2014/03/01)
よしたに

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 漫画家か、プロジェクトマネージャか、で漫画家を選んだよしたに。氏、彼の将来に幸あれ、と思うのだが一方でPMになれなかったら、SEはどうなるのか?ということにぼく、オタリーマン。6でも触れていないのは惜しいところでもあると思う。SEには年齢で限界説があるという話も聞くので。私だって、雇用があったとして60幾つまで研究の現場でクリエイティブに、かつ論文をバリバリ書いて現役を続ける・・・というのは考えにくかったりするし、教育職が向くわけなくて(説明を言語化することに慣れていない)、かつ研究リーダーや管理職もありえないから。
中国嫁日記(三)中国嫁日記(三)
(2014/02/14)
井上純一

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 レビューでは「中国俺日記」と書かれ散々だが、私的には後半白黒の国際結婚の前に立ちはだかる中・大ボスをやっつけつつ、中国と日本の結婚関係の成り行きの違いに瀕死のダメージを食らう当たりからして、十分にイケる話になっていると思った。ちなみに南京にはLover's Gardenというところで写真を撮る順番を待つカップルの団体を見たり、ホテルで結婚式の一シーンを見たりしたことはあるが、ああ、こういう仕掛けなのかとわかって、そのことに納得がいったからウケたのか?と思ったりするが。ちなみにソウルでは昔の宮殿(徳儒宮じゃない方)で写真撮影する式の人たちを何組も見た。こういうのが流行っているのか?と思ったのは2002年国際生態学会で初めて韓国に行った時だった。

 なんかもっとあった気がするが・・・結構漫画、読んでます、ということで。

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【2014/07/14 19:26】 | マンガ
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℃りけい。 6 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)℃りけい。 6 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)
(2013/12/19)
不明

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「足りないのは女子力だけ」と帯にあるが、秋月電子通商の20人入れるかどうかという店内に大抵2-3人は女性がいる(そっち系の大学サークルか、学部か)うえ、ヨドバシアキバ有隣堂には、「集まれ電子工作女子!女子力アップ」と言うポップが一昨年くらいかかかったままだ。明らかに嚆矢はテクノ手芸部テクノ手芸(2010)が刊行されたからだろう。「こういうアプローチもあるのか!」と思い知らされた感がある。
 で、本書、感覚的に理系の本懐ではないが、何かで世の8割は文系と言われる訳で、売れるネタであるべきと考えるとこのくらいで置いとくか、と言った感じだろうか。さりげない小ネタに気付くかどうかが文・理の差になると思う。元より、男男の世界をむりくり女子高に当てはめた訳で無茶はあるが、その破戒と冒険がいい感じになってると思う。

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【2014/01/13 11:14】 | マンガ
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℃りけい。 4 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)℃りけい。 4 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)
(2012/09/19)
わだぺん。

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 ツボに嵌った話が多い。科学と言うのは肉弾戦、生き残るのは数少なく、累々と積み重なる失敗は「よくあること」である。この辺り、必ず正解があると言う、大学入試までの世界との巨大な断層であり、それに着いてこれるかどうかが卒論~修論で試される。この頃は3年で博士は取れるモノ、になっているが、この迷路を解くのは一筋縄ではいかない。さらにアカデミックポストに着くと言うことになると・・・D論での自分のための研究から狙ってクライアントを落とす論文等のアピールという話になる。
 科学者の卵がこんなだったら・・・まあ、高校の頃は天真爛漫の方がいいよね。

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【2013/05/25 20:14】 | マンガ
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